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チョウゲンボウ 留鳥

都会でも見ることができるチョウゲンボウはペットとして飼えます!鳴き声、餌、価格はどれぐらい?

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猛禽類と聞いてどんなイメージがあるでしょうか?
体が大きくて鋭い爪を持っている、目つきが鋭い、狙った獲物を急降下して捕らえる姿はやっぱりカッコいいですよね。

でも中には思わず「可愛い!」と思ってしまうような猛禽類もいます。
それがチョウゲンボウ、それほど体は大きくなく、頭が丸く目もクリッとして可愛いらしい顔をしています。

そんなチョウゲンボウについて、生態や特徴、ペットとして飼育可能なのかなど詳しく解説しましょう。

チョウゲンボウの生態・特徴


チョウゲンボウはハヤブサ目ハヤブサ科に分類される鳥で、猛禽類でありながら体の大きさはハトくらい、全長33~38㎝くらいです。
しかし、羽を広げた時の大きさ(翼開長)はハトが55~65㎝であるのに対し、チョウゲンボウは69~76㎝くらいとかなり大きめです。

オスよりもメスの方が大きい鳥で、オスが33cmでメスが38cm、体重はオスが150g、メスが190g程度です。
体色は全体的に褐色で黒斑があり、オスの頭と尾は青灰色でメスは褐色です。

日本では全国で見ることができ、繁殖は草地や農耕地のほか、住宅地や都市部でも生息が確認されています。
営巣は岩の横穴や隙間、カラスの古巣や木の洞のほか、都市部ではビルや橋の隙間などにも見られます。

猛禽類なので食性は動物食、ネズミや小鳥、カエル、虫などを捕食します。

獲物を見つける時に停空飛翔(ホバリング)を行い、発見したところで急降下し捕らえます。
ハタネズミ類を捕獲する際は、ハタネズミの糞尿に反射する紫外線を感知することで、効率的に捕獲することが可能だといわれています。

なお、チョウゲンボウは長野県中野市では国の天然記念物に指定されており、東京都稲城市では市民投票によりチョウゲンボウが市の鳥として選ばれている等、一部地域では一定の知名度があります。

チョウゲンボウを飼育できるの?

野鳥であるチョウゲンボウを捕獲したり、飼育することは法律違反になりますが、人工的に繁殖させた個体なら飼育することは可能です。

チョウゲンボウは猛禽類にしては小型で、飼いやすく室内でも飼育可能です。
人にもよく慣れるので、初めて猛禽類を飼うという初心者にもおすすめの鳥です。

ただ、普通の鳥を飼うように鳥カゴとエサを購入すればいいというわけにはいきません

繋いでおくための猛禽用のリードや止まり木、係留するためのアンクレットなど専門的な道具をそろえる必要がありますし、エサはネズミやカエルなど用意するのは大変なので、販売店や通販などを利用して猛禽類用の冷凍品、ウズラなどを購入し与えます。

チョウゲンボウの鳴き声は?


チョウゲンボウは甲高くよく響く声で、「キィキィキィ」「キッキッキ」などと鳴きます。
チョウゲンボウは都市部でも生息しているので、姿は見たことがなくても声を耳にしたことがある人もいるかもしれません。

繁殖期になると激しく早いテンポで「キィキィキィ」と鳴き続けますが、これは求愛やなわばりを主張するための鳴き声だといわれています。
また、巣にいるメスにオスが捕獲してきた獲物を渡す時にも鳴き声を出します。

また、ヒナから育てた猛禽類はよく鳴くといいます。チョウゲンボウは猛禽類の中では小型なのですが、よく響く声であることから頻繁に鳴くと近所迷惑になるかもしれません。
飼育を検討しているなら、周囲に迷惑をかけないかよく考えて判断したほうが良いでしょう。

チョウゲンボウの食性~飼育する際のお勧めの餌


野生のチョウゲンボウはネズミなどの小型の哺乳類やカエル、小鳥や昆虫などを食べています。

飼育する時には、冷凍のマウス、ウズラなどを購入し与えることになりますが、マウスは高カロリーなので、運動する機会が少ないペットなら、より脂肪が少ないウズラがお勧めです。

冷凍のウズラやマウスは、チョウゲンボウを販売しているお店や、通販でも購入することができます。
冷凍なので与える時は解凍し常温以上にしてから、皮や脂肪分は取り除き細かく刻んで与えます。

この猛禽類ならではの食性が耐えられないと感じる方もいるでしょう。
日々の餌を抵抗なく与えられるかが、飼育できるかどうかのポイントとなります。

チョウゲンボウの販売価格は?

チョウゲンボウは参考価格が20~30万程度ですが、購入する時の成長具合や購入する場所によって開きがあります。
生き物ですから購入するなら丈夫で元気な個体を選びたいもの、飼育に適した大きさに成長していることも重要です。

繁殖させて販売しているブリーダーの場合、毎年必ずチョウゲンボウの提供を約束できるわけではありません。価格もその年によって変動するので、購入する際に確認することが必要になるでしょう。

チョウゲンボウはどこで販売されているの?

チョウゲンボウは猛禽類を扱う販売店か、ブリーダーから直接購入する方法で手に入れることができます。
もちろん野生のチョウゲンボウではなく、国内で繁殖させた個体なので法律違反にはなりません。

近くにそういった販売店がない、ブリーダーを知らない場合でも、今はネットで購入することができます。直接引き取りに行けない場合でも地方発送が可能なお店・ブリーダーが存在しますから、購入することが可能でしょう。

まとめ

見た目が可愛らしく猛禽類の中では飼いやすいチョウゲンボウですが、ペットとして飼われてきた小鳥とは違い飼育は簡単ではありません。
運動させることも必要ですし、エサも手軽に入手できるものではありません。

野性をむき出しにすることもある猛禽類なので、可愛いからというだけで飼うことは後悔してしまうかも・・・。
飼うと決める前に、自分でしっかり面倒を見ることができるのか、飼育に適した環境を整えてあげることができるのか、よく考える必要があるでしょう。

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