様々な種類の野鳥の生態、特徴、鳴き声などを写真付きで紹介しています。

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エナガはまるでぬいぐるみ!まんまる体型で最高に可愛いのはどの季節?

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エナガだよと見せられて、「あれっ?私の知っているエナガと違う!」そんな風に否定するのなら、あなたが思っているエナガは亜種のシマエナガなのでしょう。

目の上に黒い太眉のような線が入っているのがエナガで、顔全体が白くまるでぬいぐるみのように見えるシマエナガと比べると、可愛さのインパクトという意味ではちょっと負けてしまうのかもしれませんが、エナガもまんまるな体と長い尾、つぶらな目が魅力的でとても可愛い小鳥です。

そんなエナガについて、名前の由来や生態や特徴、分布や鳴き声など詳しくご紹介しましょう。

エナガの生態・特徴は?


エナガはスズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥で、体自体はスズメよりもかなり小さいのですが、尾が長いため体長はスズメとほぼ同じ約14㎝です。

体重はスズメが約24gであるのに対し、エナガはわずか5.5~9.5g程しかなく、いかに小ぶりな身体であるかが見て取れます。

エナガは首が短く丸くてふわふわの体に長い尾羽という、まるで、ぬいぐるみのような愛らしさが特徴ですが、ネットでも話題になった真っ白な顔のエナガは、北海道でしか見ることができないエナガの亜種のシマエナガです。

シマエナガは顔に模様がありませんが、エナガには目の上に眉斑があります。

小さな昆虫類や幼虫、クモなどを食べますが、林の中を移動してエサを探し、枝先に逆さにぶら下がって葉の陰に潜んでいる獲物を捕まえる姿を見ることができます。
動物性のエサのほかにも、樹皮から染み出ている樹液を吸ったり、草の種子や木の実なども食べることがあります。

また、エナガの巣作りはちょっと変わっていて、コケを集めて木の枝に球状の巣をつくるのですが、接着剤としてクモの糸を使います。
巣の外側にもクモの糸でコケを貼り付け、巣の中には鳥のふわふわした羽毛を敷き詰めます。

エナガの分布は?

エナガは日本以外にも、ヨーロッパから中央アジアにかけてユーラシア大陸の中緯度地方を中心に分布しています。

日本では北海道から九州までの平地、低山地の林に生息していますが、市街地でも木が生い茂る公園や街路樹の上などで見ることができます。

エナガは群をつくる習性が強い鳥で、一般的な野鳥が繁殖期にはつがいで行動するのに対し、繁殖期であっても群の中で行動します。
時にオスとメスのつがい以外のエナガがヒナにエサを与えるなど、子育てを手伝う「ヘルパー」になることもあります。

冬季は、メジロ・ヤマガラ・コゲラ・シジュウカラなどの他の小鳥と共に10羽程度の混成編隊を組んで暮らすこともあるのですが、繁殖期の子育てヘルパーをするエナガが、他のエナガではなくシジュウカラの巣へ行って子育てを手伝うといった例もあります。

エナガの観察は難しい?


エナガは日本の野鳥の中でも最小クラス、とても体が小さい鳥です。
また、非常に動きが素早いので見つけることは簡単ではありません。

用心深く人が近づくとすぐに気配に気がついて逃げてしまうので、じっくり観察するには離れた場所から双眼鏡で探すことをお勧めします。
肉眼での観察は難しいです。

また、人気の高いシマエナガは北海道以外には分布していません。
エナガではなくどうしてもシマエナガを観察したいというのなら、北海道まで足を延ばす必要があります。

エナガの鳴き声は?

エナガはシジュウカラに近い仲間なので、鳴き声もシジュウカラのような「チー」「チーチー」という細い声をだすほか、「ツリュリュ」「チュリリ」「ジュリリ」などエナガ独特の声も出します。

このエナガ独特の声は警戒発声で、天敵である猛禽類のタカ・モズなどを察知した時に出すほかにも、人間が近づいてきた時に集団で威嚇するように声を出すといいます。

すばしっこく逃げ足が早いというイメージがある鳥ですが、可愛い容姿とは裏腹に気性がかなり激しく、縄張り争いでは威嚇したり体当たりすることもあります。

エナガの亜種・シマエナガが特にかわいい!


エナガといったら、「もふもふ」で「ふわふわ」の小さな雪だるまのような小鳥だと認識している人も多いかと思います。
でもそれはエナガであっても亜種のシマエナガの姿です。

コロンとした丸い体に短い首、くちばしは小さくて尾羽が長い、真っ白な顔につぶらな黒い目が可愛くてたまらないと大人気なのですが、残念なことに日本で見ることができるのは北海道のみ。

シマエナガではないエナガなら北海道以外で見ることができるのですが、思い描くぬいぐるみのような白い顔のエナガを見たいなら、北海道まで出かけるしかないでしょう。

また、シマエナガは気温が低くなることで体温を維持するためにエナガは羽毛を膨らませるため、丸い体がよりまんまるに、ふわふわ・もふもふ感もよりアップします。

シマエナガが最も可愛く見えるのは冬で、さらに気温が低くなるほど可愛く見えると言われているのには、このような理由があります。

まとめ

エナガは最近になって人気が高まってきた野鳥ですが、野鳥愛好家の間ではずっと以前から人気がありました。
一度目にしてしまえばすぐさまとりこになってしまう、そんなエナガですが、野鳥愛好家の方でも観察することはなかなか難しいとされています。

でも鳴き声を頼りに根気よく探せば見ることができるかもしれません。
機会があったらぜひそのぬいぐるみのような姿を探してみてください。

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