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ジョウビタキ 冬鳥

公園にもいるジョウビタキは野鳥観察初心者にオススメ!鳴き声、オスとメスの違いは?

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ジョウビタキは冬に日本に渡ってくる野鳥です。

野鳥というと、森林に行かなければ見ることができないことも多いですが、ジョウビタキは住宅地でも見ることができる、比較的、観察がしやすい野鳥です。

少し開けた庭や原っぱを移動する姿は、オスの鮮やかなオレンジ色のお腹と特徴的な鳴き声でジョウビタキであることがすぐにわかります。
メスはオスに比べて落ち着いた色合いですが、クリっとした瞳が可愛らしいです。

今回はそんなジョウビタキの魅力を紹介したいと思います。

ジョウビタキの生態


ジョウビタキはスズメ目の野鳥で冬鳥です。

分類によって、スズメ目ツグミ科あるいはヒタキ科に属します。
中国北部やチベットなどで夏を過ごし、冬は日本や中国南部、インドシナ半島へ渡り、冬を越します。韓国では留鳥として一年中見ることができるようです。

日本では北海道から沖縄まで姿を見ることができますが、雪のあまり積もらない地域で過ごすようです。

山地ではなく、明るくて開けた場所に生息する野鳥で、特に平地や低い山、農耕地や住宅、森林の多い公園、河川敷や河原で見かけることができます。
繁殖期以外はオスもメスも単独で行動し、なわばりをもつことで知られています。昆虫やクモ、冬は木の実などを食べます。

オスもメスも人間に対する警戒心はあまり強くないようで、人家の庭先でなわばりを主張していたり、人がいる2、3m先に止まったりすることもあります。
一度逃げてもなわばりが決まっているので、しばらく待っていると戻ってきて姿を見せてくれます。

分布

北海道から沖縄まで姿を見ることができます。

春先には各地で繁殖活動も行うようで、ペアで行動している姿や場所によっては子育てする様子も観察できるようです。

越冬するために日本に飛来しますが、夏はチベットや中国北部、バイカル湖周辺などに生息しています。
また韓国では留鳥のため、一年中姿を見ることができます。

雪があまり積もらない地域で、かつ開けている場所でしたら姿を見ることができますが、山地よりも平地、低い山の森林、河川敷などが観察場所のポイントです。

開けていれば庭先でも見ることができますし、木々が多く、ちょっとした広場やはらっぱがあるような公園などでも観察例があります。
公園のホームページなどで掲載されていることもあるので、ぜひチェックしてみてください。

観察はしやすい?


ジョウビタキは野鳥の中でも観察がしやすい鳥です。

豪雪地帯では難しいかもしれませんが、それ以外の地域でしたら渡ってきた10月ごろから姿を見ることができます。

人家のアンテナから塀、開けた空き地などを行ったり来たりしてなわばりをアピールする姿はとても可愛らしいです。

郊外にあるような少し大きめの公園や墓地、河原や河川敷などでも観察できます。ジョウビタキを見るために、何時間もかけて移動する必要はあまりありません。
身近な環境でも、明るくて開けた場所があれば比較的すぐに見つかるはずです。

人をあまり恐れないので、人から2,3m程度の距離に止まることもあり、場合によっては枝先でじっとしている様子をすぐそばで観察することができます。
オスメス共に一度見れば覚えてしまうような魅力ある野鳥で、人のいる場所でも姿を見せます。ぜひ観察してみてください。

関連記事:人と密接な距離感で観察がしやすいジョウビタキ、駆除の対象にされる理由とは?

鳴き声


ジョウビタキの「ヒタキ」は「火焚き」のことで、火打石をたたく音だと言われています。

カタカナでは表記できないような複雑な鳴き声で鳴く野鳥もいますが、ジョウビタキは本当に「ヒッ、ヒッ」とわかりやすく単純で、少し甲高く、かすれたような声で聞こえます。

秋が終わり、冬が始まる時期になると、どこからともなくこの特徴的な鳴き声が聞こえてきます。姿が見えなくても、時期と場所ですぐにジョウビタキだとわかります。
また、ジョウビタキの場合は、鳴き声で居場所を見分けることもできますが、開けた場所に姿を現すので鳴かなくてもいることに気が付ける場合もあります。

オスとメスの色の違い

オスはお腹のオレンジ色が特徴です。

秋~春先に観察できて、お腹がオレンジ色の野鳥はほぼジョウビタキだけです。
姿が似ている鳥にキビタキがいますが、キビタキが渡ってくるのは初夏になるので、この辺りを頭に入れておけば間違えることはないでしょう。

またジョウビタキのジョウは、銀髪を指します。
オスの頭部は銀色の体色に覆われ、羽は黒、背中の一部もオレンジ色をしています。羽は白のアクセントが入ります。

一方のメスは全体的にオリーブ色をしています。

背中から尾の一部はオス同様にオレンジ色をしていますが、メスのほうが若干薄く、優しいオレンジ色です。
メスは体色の影響もあり、大きくクリッとした目が魅力です。オスより狭い範囲ですが、羽に白が入ります。

ジョウビタキはオスとメスで大きく色が違いますが、背中から尾にかけてのオレンジ色は色の濃さの違いはありますが共通していると言えるでしょう。

まとめ

ジョウビタキは、見た目もわかりやすい上に、鳴き声も特徴があり、非常に観察しやすい野鳥です。

オスのあざやかな色も素敵ですが、メスのオリーブ色も冬の森にぴったり合います。

環境があれば、住宅地などでも見かけることができるので野鳥観察の機会が少ない方でも容易に観察することができます。

本当に火打石を打っているような鳴き声には驚きます。
実際に本物を聞いてみてください。ぜひジョウビタキを観察して、その魅力にはまってください。

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