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コジュケイ 留鳥

コジュケイは飛ぶのが苦手?鳴き声、大きさ、特筆すべきは身体の色合い

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時々春先の草むらに赤褐色が際立つ鳥が歩いているのを見かけます。
ウズラでもないキジでもない、この鳥は、コジュケイと呼ばれています。

今回は、このコジュケイの生態、鳴き声、大きさ等について見ていきたいと思います。

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コジュケイの生態・特徴


・河川、湖沼、農耕地、森林、草地、竹林。
・秋季から翌年の春季にかけて小規模な群れを形成していて、よく春先に子供連れで歩いている姿を見ることが出来ます。
・食性は雑食でクモ、昆虫、種子、果実等を食べ、繁殖形態は卵生で、4月から6月にかけて地面の窪みに枯れ草を敷いた巣に、7-8個の卵を産みます。雌だけが抱卵しますが、育てるときは雌雄共に協力して雛を育てます。
・生後一年で成熟します。
・鳥綱目キジ目キジ科コジュケイ属に分類される鳥類。

姿の割に鳴き声は大きく「ビィッググイ ビィッググイ」と何度も大きな声でさえずります。
この声が「ちょっとこい ちょっとこい」とも聞き取れることから、大きな声で呼んでおきながら自分は姿を見せない鳥と言われています。

分布

中華人民共和国の南部
日本;北陸地方以北を除いた本州、四国、九州
(冬に積雪のない温暖な地方)

どこで見ることができる?

上記の生態の箇所を見る限りでも、比較的どこにでもいて、見かけることが出来ます。
ただ根雪のない、温暖な地域にいるようです。

鳴き声がするなら必ずいるので、そこの生息域の早朝には動き回っているところを見ることができるかもしれません。

意外にも住宅のある場所でも遭遇出来ます。
というのは、コジュケイを車ではねてしまった、という経験も聞きますから、やはり人里にいることも伺えます。

早朝、コジュケイ達は水を飲みに行ったり、餌を探しに歩き回るので、早い時間帯に小川辺りの生息域に足を運べば見ることが出来ます。

大きさの割に鳴き声が大きいので、姿が見えずとも距離が近ければ、どこにいるか大体は把握できます。
その辺りの生息域で午前中早くに狙ってみるならば、目にする確率は高くなるでしょう。

コジュケイの鳴き声


生態でも少し触れましたが、鳴き声は「ビィッググイ ビィッググイ」と大きな声でさえずりますが、それが「ちょっとこい、ちょっとこい」と聞こえることから、「警官鳥」という俗称もありました。

他に、キョッキョッと繰り返して鳴いたり、ピョーと大声を出します。
大きな声で「ちょっとこい」と呼んでおきながら姿を見せない、というだけあって、鳴き声は大きく聞き覚えのある人も多くいます。

大きさ

全長:27cm

体は丸っこく尾は短いです。
足は太くしっかりしています。
一見ウズラか雌のキジ?と思われることがありますが、ウズラは全長20cmでキジの雌は全長58cmほどですので、大きさが全く違います。

色合い


コジュケイは色合いが大変美しく目を引く鳥です。

額から眼上部にかけて灰色の眉状の筋模様(眉斑)が入っていて、背に暗褐色や灰色の虫食い状の斑紋が入っています。
下面の羽衣は黄褐色で、胸部に赤褐色の斑紋があり、尾羽は濃赤褐色となっています。

胸の赤褐色が一際目を引き、ヤマドリとは違う、赤が美しい鳥と言えるでしょう。

地味なウズラの色合いとは違い、春先の綺麗なグリーンに光沢のある綺麗な赤がとにかく映えます。
それが集団で歩いているのですから、コジュケイが好きな人が多いというのも納得です。

この鳥の名前もこの色合いの特徴が由来で、胸に綬を付けたようなキジの仲間がおり、それが「ジュケイ」と呼ばれていて、それより小型だった為、「コジュケイ」と呼ばれるようになりました。

因みに「綬」とは、勲章に付けられている布製の帯のことを指しています。なるほど、確かにこの名前はピッタリです。

飛行能力は乏しい?

コジュケイは草原や林の地上に生息しているのでよく走っているのは見かけますが、多くの場合、飛んでいるのは見たことがないようです。

ですが、キジ科である為、身の危険を感じた時などは短距離であれば飛ぶことはできます。

少なからず飛んでいる写真も撮られてはいるので確かですが、それでも飛ぶのは好きではないのかも知れませんね。

飛ぶときは突然、羽音も激しくバタバタと舞い上がる為、見ている人間の方が驚いてしまうほどです。
やはりキジ科の為、少しその辺りは似ている雰囲気があるのでかもしれません。

そのせいか、この鳥は日本に来たときペットとして輸入されました。
あまり飛ばないというのであれば、ペットとしては都合が良かったのかもしません。

まとめ

その可愛らしいフォルムや綺麗な色合いは一見の価値があります。

生息域に頻繁に足を運んで早朝を狙えば見ることの出来る確率が高まります。是非とも一度はトライして直に見てみるのも楽しい経験となりますよ。

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