様々な種類の野鳥の生態、特徴、鳴き声などを写真付きで紹介しています。

野鳥の森

オオルリ 夏鳥

オオルリは幸せの青い鳥?特徴のある鳴き声・生態や分布、生息地はどこ?

更新日:


オオルリという青い鳥をご存じですか?

青い鳥といえば「幸せをもたらす鳥」、「幸福の象徴」というイメージがありますよね。

普段見かける鳥は茶色や黒、白、灰色など結構地味な鳥が多いですが、オオルリははっきりしたブルーの羽が美しく、存在感のある青い小鳥です。

姿だけではなく鳴き声も美しいというオオルリについて、生態や分布、どこで観察できるかなど詳しくご紹介しますね。

スポンサーリンク

オオルリの生態について


オオルリは全長約16㎝、翼開長が約27㎝、体重が20~26g、スズメ目ヒタキ科オオルリ属に分類される鳥です。
春になると繁殖目的で日本に渡来する夏鳥で、山地の渓流沿いの林などで観察することができます。

食性は動物食で、渓流や森林の中で飛翔している昆虫やクモなどを捕食します。

名前の「ルリ」は「瑠璃」、紫がかった青色であることを表しており、背中の鮮やかで濃いブルーとお腹の白さのコントラストが見事な美しい小鳥です。

しかし、美しい瑠璃色の羽を持つのはオスだけ、メスは多くの野鳥がそうであるようにオスよりも地味な褐色の羽です。また、オスであっても美しいブルーの羽を持つまでには生後2~3年かかるといわれています。

姿も美しい鳥ですが、その鳴き声も美しいことで知られています。

高い木などのてっぺんで、澄んだ高い声でさえずる姿から、「森の名歌手」と呼ばれることもあります。

また、多くの野鳥はオスのみがさえずるのですが、オオルリはメスもさえずることがあります。
これはつがいのオスと連絡を取り合うためだったり、縄張りを主張するためという説もあります。

林の中にいることが多いので、姿を見つけることは簡単ではないかもしれませんが、その独特なさえずりを頼りにすれば見つけやすくなります。
生息地に行ったら、耳を澄ませてそのさえずりを待ってみましょう。

関連記事:これってオオルリ?似ている鳥やオスとメスの色の違い、こだわりの巣まで詳しく解説!

オオルリの分布・生息地は?


オオルリは春から秋にかけて中国東北部や朝鮮半島、アムール、ウスリー、南千島、および日本で繁殖し、冬になると台湾、海南島、フィリピン、ボルネオ、インドシナ、マレーシアなどに渡って越冬します。

日本では夏鳥として分類されており、4月下旬頃に渡来して10月頃まで見ることができます。
その間、九州以北の山地や丘陵、渓流沿いなどに生息しています。

オオルリはどこで観察できるの?

オオルリは春になると渡来し主に山地の渓流沿いで繁殖するため、住宅街などで観察することは難しいでしょう。
繁殖期に観察するのなら、生息地である山地まで出かける必要があります。

なわばりを持っており林の中、湖のほとりでも見ることができるほか、渡りの時期には市街地の木々の多い公園などでも見ることができます。

繁殖期に入る前、シーズン初めなら身近な公園などでも探せば見つかるかもしれません。

林の中に潜んでいる時は観察しにくいのですが、オオルリはさえずる時に高い樹木のてっぺんに上ることが多いので、その声を頼りにすれば見つけやすい鳥です。
オオルリの生息が確認されている公園などでは、公式サイトやブログなどで野鳥情報を掲載していることもあるので、情報をチェックして出かけてみてはいかがでしょうか。

オオルリの鳴き声は?


オオルリの鳴き声、さえずりはとても美しいことが知られています。
高く澄んだ声で「ピールーリー」「ピリーリー」「ポピーリ」「ホイヒーピピ」など、そして最後に「ギッギッ」と付け加えたりして複雑に鳴きます。

また、ウグイス、コマドリと並ぶ日本三鳴鳥に数えられています。

オオルリは野鳥にしては珍しくオスだけでなくメスもさえずるのですが、オスほど美しいさえずりではなく「さえずりに近い声」のようです。

面白いことに、オオルリは自分よりもさえずりが下手なオオルリが側に来ると、自分はより上手にさえずろうとするのだそうです。
逆に自分よりも上手なさえずりを聞かされると、自信を無くしたように黙ってしまうといいます。

オオルリは青い鳥御三家のうちの一種

日本で見ることができる青い鳥の中で、代表的な3羽を「青い鳥御三家」と呼んでいます。
今回紹介しているオオルリの他にはコルリ、ルリビタキの3羽です。

コルリはオオルリと生息地が同じ山地で、夏鳥であることも同じ、さえずりも美しい鳥ですが、標高が1,000m前後の高地まで行かなければ見ることができません。
ルリビタキは漂鳥であることから、日本では一年を通して見ることができる鳥です。

関連記事:瑠璃三鳥の一つ、ルリビタキは幸せを呼ぶ青い鳥~鳴き声、分布、オスとメスの色の違い

この青い鳥御三家のうち、最も魅力的な鳥はオオルリだといわれており、濃いブルーの美しい羽、美しいさえずり、そして目がクリッと大きくとても可愛らしい顔を持っています。

見た目も美しく可愛い、さえずりも美しいということで野鳥愛好家の間でも憧れの鳥、人気の高い鳥です。

まとめ

オオルリは日本三鳴鳥のひとつで、美しく複雑なさえずりを聞かせてくれます。
でもそのさえずりは、地域によって全く違う鳴き方に聞こえることがあるといいます。

姿形は同じでも、さえずりが異なるなんて面白いですね。
その美しい姿を日本全国で見ることができるオオルリ、どんなふうに鳴くのか地域ごとの方言を聞き比べしてみたいと思いませんか?

-オオルリ, 夏鳥

Copyright© 野鳥の森 , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.