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野鳥観察は冬から春にかけてがオススメ!その理由と魅力を紹介!

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冬は寒いから人間だけでなく動物だってじっとしているはず、食べ物が少なくなるので、冬眠して春まで動かない動物だっていますよね。

でも野鳥はどうでしょうか?

鳥類のほとんどは冬眠することはなく、寒くても頑張って冬を過ごしています。
市街地でも野鳥を全く見かけないということはないですよね。

この冬から春にかけてというのは野鳥観察にオススメの季節だといいます。
わざわざ寒い時期に?と思うかもしれませんが、なぜ冬から春がオススメなのかご説明しましょう!

野鳥観察は冬から春頃がオススメの理由


日本国内で見ることができる野鳥は、1年を通して日本に生息する「留鳥」のほか、春になると国外から繁殖のために渡ってくる「夏鳥」と、寒さを避けて越冬に渡ってくる「冬鳥」、そして南半球と北半球を往来する途中で立ち寄る「旅鳥」といった区分に分かれています。

関連記事:旅鳥?留鳥?季節限定?日本における野鳥は5つの区分に分かれます!

この冬の時期に渡ってくる鳥といえばハクチョウが思い浮かびますが、ハクチョウに限らず、冬は水鳥が多く渡ってくる季節で、水辺に行けば探す手間もなく観察がしやすくなります。

また、鳥が生息する林や森の木々も冬は木の葉が落ち、枝にとまる鳥たちも隠れる場所がなく姿をあらわにするので、すぐに発見できてじっくりとその姿を見ることができるというわけです。

逆に多くの野鳥が繁殖期を迎える春~初夏はさえずりが綺麗で、見た目も華やかになるので、観察に適していると思われがちですが、この繁殖期の野鳥というのは非常にデリケートで、人間の気配を感じるとすぐにどこかへと飛び立ってしまいます。

また、木々は無数の葉をまとうため、見つけにくいというマイナス面もあります。
見つけた時のインパクトは大きいですが、適しているとは言えません。

冬~春頃の野鳥観察の魅力1 種類が豊富

日本には550種類ほどの野鳥がいるといわれていますが、そのうちの半数が「渡り」をする渡り鳥で、渡り鳥の中でも越冬のため日本に渡来する「冬鳥」の数がもっとも多くなっています。

水辺の鳥ではオオハクチョウ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、マガンなどが繁殖地のシベリアから渡って来て、春まで日本で過ごします。
ちょっと意外な感じがしますが、ユリカモメも冬にやって来る冬鳥です。

また、ルリビタキ、ジョウビタキ、アトリ、マヒワなども越冬のため日本に渡ってきますが、そういった冬鳥だけでなく繁殖期の春から夏を山地で過ごしていた鳥も、冬になると寒さを避けて暖かい低地まで下りてきます

冬から春は多くの種類を観察することが可能になります。

春から夏、秋にかけてはスズメやカラス、ムクドリくらいしか見かけない市街地でも、公園やちょっとした林になっている場所で、見たことがないような愛らしい野鳥を見つけることができるかもしれません。

冬~春頃の野鳥観察の魅力2 自宅でも観察できる


暖かい季節は木の葉や木の幹などにいる虫を食べている鳥も、冬から春の寒い季節は見つけることが難しくなります。

そのため、普段はあまり口にしないような植物性の食べ物、木の実などを探して食べるようになるので、可能なら庭やベランダにエサ台を設け、野鳥を誘ってみましょう

柿やリンゴ、ミカンなどの果物を置けば、スズメやムクドリといったおなじみの鳥以外にも、ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、アカハラ、ヒレンジャクなどが食べにくるかもしれません。

果物以外にも殻付きの落花生や、パンやご飯、ラードなども鳥たちのごちそうになります。
ラードにヒマワリの種やアワなどを混ぜて固めた「バードケーキ」は、多くの鳥に人気のエサです。

エサ台にエサを置く時は、細かくしたり網などに入れエサ台に固定しましょう。
こうしないと、あまり来て欲しくないカラスに、丸ごと持って行かれてしまう恐れがあります。

冬~春頃の野鳥観察の魅力3 もふもふ!

野鳥は暖かい季節よりも寒い季節の方が断然かわいいといわれています。

もちろん鳥にもよりますが、一番身近な鳥ではスズメが良い例でしょう。

冬のスズメはまんまるで「もふもふ」しています。
寒ければ寒いほどよりもふもふするようで、これは防寒対策として羽毛を膨らませて空気の層を作っているため、このようなかわいい姿になるようです。

逆に暑い夏のスズメはかなりスリム。まったくもふもふしていません。

「もふもふ」といえばスズメの上を行く可愛さで大人気の鳥、エナガがいます。

ネットでも話題になった雪だるまのように真っ白なエナガは、北海道のみに生息するシマエナガですが、本州で見ることができるエナガも負けずにもふもふ姿がかわいいと人気の鳥です。

関連記事:エナガはまるでぬいぐるみ!まんまる体型で最高に可愛いのはどの季節?

寒い時期に小さな小鳥を探して歩くのは億劫だと思うかもしれませんが、エナガの観察は冬以外だとちょっと難しいようです。
体が小さく動きが素早いことに加え、春から秋の間は樹上の木の葉に隠れてしまうので、なかなか見つけることができないのだそうです。

冬~春頃の野鳥観察の魅力4 運動不足解消も


寒くなると屋外に出たくなくなる、体を動かさないのでどうしても運動不足になってしまうのが、冬から春ではないでしょうか。

何かと食べる機会が多いのも冬。
寒さ対策で脂肪がつくのは当然だなんて、開き直ってしまったら薄着の季節になって困ることに。

そんな運動不足を解消することもできる、野鳥観察はオススメです。
わざわざ遠くまで出かけなくても、装備をきっちり揃えなくても大丈夫、近所の公園や住宅街の庭木でも鳥の姿を見つけることはできます。

普段は標高の高い所で過ごす野鳥も、寒い時期は麓の方へと降りてきてくれるので、思っている以上に冬場の野鳥というのは身近な存在になります。

散歩がてらに野鳥を探し、姿を見つけることができなくても鳴き声を楽しむことができますし、外の空気を吸うことで気分転換もできるでしょう。

また、鳥を見つけようと遠くを眺めることは、日頃眼の疲れを感じている人にもオススメ、スマホばかり見ている眼を休ませてあげてはいかかでしょうか。

ただし、冬は寒さ対策をきちんと行う必要があります。
散歩のついでに・・・と短時間のつもりが、珍しい鳥やかわいい鳥に夢中になって長時間になるかもしれません。

まとめ

緑豊かな環境でなければ野鳥観察はできないのでは、と思っているかもしれませんが、実は観察に適しているのはすっかり葉を落として枯れ枝だけになった冬なんですね。

野鳥観察初心者なら、まず冬に出掛けてみなさいとも言われています。

出掛けるのに適した気候の春から秋よりも、寒さをちょっと我慢して自宅周辺でも観察可能な冬、暖かい季節に見る姿とはまた違った可愛さを発見できる楽しみもありますよ。

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